「みんなの学校」

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先日、たまたまテレビをつけたら「みんなの学校」という番組をやっていました。
少し支援が必要な子と、ふつうの子が一緒に通っている学校のドキュメンタリーでした。
とてもいい番組でした。
これを見ていたら、小3のときに同じクラスだったある男の子のことを思い出した。

ちょっと乱暴な子で、私はその子にしょっちゅうちょっかいを出されていました。
昔から、クラスに一人はそういう子、いましたよね。
その子は、平手ではなくグーでなぐってくるし、
運動靴をはいた足で思い切り蹴とばすので、
もうほんとに痛いし、うっとうしいし、いやで仕方なかったので、
私もそのたびに、「やめてよ」とか、怒ったり言い返したりしていた。

もちろん母親にも相談しました。母の答えは、
「そういう子は、さびしくて、かまってほしいからそういうことをするのよ。
言い返したりすると、ますますやるから、黙ってやりすごしなさい。
そうすれば必ずそのうちやめるから。
あの子は、おうちでいろいろあるの」
でした。
えー、そんなぁ~とも思いましたが、
おかげで、私も冷静になって、そうか、そういうもんかと納得した。

翌日から、私はいっさい反応するのをやめたけれど、
しばらくは、まだちょっかいが続いた。
そしてある日、学校からの帰り道、後ろからいきなり硬いものが飛んで来て、
頭にあたったのです。
振り返ると、あの子がちょっと驚いたような顔をして立っていました。
(まさか頭にあたるとは思わず石を投げたのでしょう)
そのとき私は、ほかの友だちと一緒だったので、みんなもびっくりしていたし、
石があたったところからは、血が出てしまった。

もう涙が出るほど痛かったけど、
ここで泣いたら私の負けだ!
と思ったので、そのまま黙って帰りました。
そうしたら、その日をピークに、やつはだんだん手を出してこなくなり、
気がついたら、私へのちょっかいはぱったりなくなっていました。

……というようなことを、番組の内容とはまったく関係ないけど
なぜか思い出したのでした。
「みんなの学校」、いい番組だったのでもし再放送があったら見てみてくださいね。

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