ヘナート・ブラスさん

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先日、ヘナート・ブラス(Renato Braz)さんのライブを聴くことができました。
ヘナートさんは、ブラジル音楽に詳しければ、知る人ぞ知るお方です。
私も、ある場所でお声を聴いたことはあったのですが、
ちゃんと演奏と歌をCDで聴いたのは、わずか1か月ほど前でした。

そして今回、ほんとうに幸運なことに、
都内で開かれた小さな音楽会に参加することができました。

ヘナートさんの声や音は、もうライブで聴くとほんとに……
母なる大地というか、母なる海というか、母なる地球というか、
大きな愛そのものでした。
とても繊細なのに、ひとつひとつの音、ひとつひとつの声に、
すべてあたたくて優しい魂がこめられていました。
ポルトガル語がわからなくても、聴いていると、
何かにくるまれて子どもの頃の気持ちに帰っていくような感じです。
「感動」というより「体験」でした。

ライブ後半では、「ふるさと」「七つの子」「ゆりかごのうた」を
日本語で、いつくしむように大切に歌ってくれて、
そのあまりに澄んだ魂に、もう涙をこらえるのに必死でした。
数日たった今になって思い出しても、なんだか胸がいっぱいになります。
ほかのお客さんも、たぶんみんな同じ気持ちだったと思います。

演奏のあと、一緒に写真を撮ったりサインをしていただいたりしたのですが、
近くにいるだけでもう、とても大きな大きな優しさが伝わってくるような方でした。

こういう気持ちを、なるべく忘れずに、毎日を過ごして、生きていけたらいいな。

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