ことばの力
BSで、日本が五輪招致に成功した全プレゼンテーションを放映していました。
丸1時間でしたが、ついつい全員のスピーチを全部聞いて&見てしまった。
東京は過去に二度落選しているし、
これまで招致に関わった人たちの「ぜったいやってやるぞ」という
執念みたいなものも感じました。
実は、招致が決定するまで、私はまったく関心がなかったのですが、
震災や原発の問題もあるし、人それぞれいろんな意見があると思います。
パラリンピック選手の佐藤さんのスピーチ、よかったですよね。
聴く人の心をわしづかみにして揺さぶるような話だったと思います。
もちろんスピーチライターの人が、そこをねらって原稿を書いているとは思うけれど、
自分のことばとして語っていたと思います。
ほんとうに良いスピーチには、人の心を動かす力があるんだなと思いました。
むしろ佐藤さんのスピーチは、日本人に向けたものだったかもしれませんね。
スポーツや音楽や芸術は、どうしても後回しにされがちで、
「必要ないもの」と片付けられやすいけれど、
ほんとにそれでいいのか?
エネルギーも資源も土地もほとんど持たない日本人は、
もともと、何もないところから体と頭を使って何かを生み出すことで
生き残ってきたんじゃないのかな。
そういうところの壁をぶちやぶって、
一皮むけたいものです。